後期研修医1日の動き
当院の後期研修医生活の1日をご紹介いたします。
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- 8:45
- 朝の申し送り
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前日の当直医より申し送りがあり、情報を共有します。その後、日々の予定を簡単に確認します。
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- 9:10
- ベッドコントロール
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病棟医、病棟看護師のほか、外来看護師、ソーシャルワーカーなどが集まり、多職種で病床管理を相談します。その後7床ある隔離室の患者さんの回診を行います。
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- 10:00
- 教授回診
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教授あるいは病棟長が週に1回、病棟全体の患者さんの回診を行います。回診をみることで実際の診察の仕方やアセスメントの仕方を学びます。
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- 11:30
- ニューケースカンファレンス
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回診のあとは、新しく入院した患者さんを担当医がプレゼンします。 現症の取り方、検査や治療の方針などを、病棟医や看護師、ソーシャルワーカーなど多職種で話し合います。 別チームの医師の意見も聞くことができ、担当医として非常に勉強になる場です。
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- 13:00
- お昼休憩
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医局の雰囲気
医局では、1人1つのデスクが用意されており勉強や休憩などに使用できます。時折、皆で出前をとって和気あいあいと食事をとることもあります。医局秘書さん手作りのパンが振舞われることもあるアットホームな医局です。
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- 14:00
- チャートカンファレンス
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各チーム(3~4人体制)に分かれ、担当医が患者さんのプレゼンを行い、1週間の経過と今後の方針をチーム内で確認します。指導医の先生に相談する機会になります。
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- 15:00~
- 病棟業務
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受け持ち患者さんとの面談やカルテ記載、検査オーダーなど行います。 心理士やソーシャルワーカーなどと担当患者さんについて話し合うカンファレンスなども行われます。
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- 16:30~
- 申し送り
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N1とN2の病棟医が全員集まり、当直帯に担当患者さんの申し送りを行います。当日入院した患者さんのプレゼンも行います。
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- 17:00~
- 病棟業務など
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サマリー記載をしたり、先輩医師に個別に相談することもできます。 仕事に余裕があったり、用事があれば帰宅する人もいます。
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- 17:30~
- ケースカンファレンス/研究会
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月2回木曜日にケースカンファレンスを行い、担当医が症例発表を行います。 教授が症例の患者さんと面談を行い、全員で教授の診察を学びます。 研修医から上級医まで発言し、活発な議論が行われます。 他にも、小児精神や地域医療など様々な専門の先生による勉強会も定期的に行われ、外部から先生を招くこともあります。
後期研修医2年目以上は・・
後期研修医2年目以上の先生で外来診療を担当します。 初診は上級医が担当するため後期研修医は再診外来が主となり、じっくりと経験を積むことができます。 神経症圏から統合失調症、気分障害や器質性疾患など幅広い症例を経験することができます。
