第49回神奈川県心身医学会総会・学術集会のお知らせ
当教室の宮岡教授がコーディネートするシンポジウムが神奈川県心身医学会総会・学術集会で開催されます。タイトルは「こころとからだの老化にまつわる課題と支援」です。以下、シンポジウム主旨です。
『「老い」は、かつて治療対象ではなかった。しかしその後、医学の進歩に伴い、IVH、胃瘻が年齢を問わず行われやすい時期があった。一方、老いを疾患として捉えるのではなく、その人の尊厳を重視する動きが生まれ、平穏死という言葉も生まれた。このように老いへの捉え方は医学の進歩の中で揺れ続けている。最近ではフレイル、サルコペニアという言葉が広まり、新たに老いの疾病化が進んでいるようにもみえる。このような老いへの捉え方の動きを考えつつ、今、医療、介護の現場で、老いをどのように理解し、どのような支援をすべきなのか、求められる姿勢について整理したいと考え、シンポジウムを企画した。』
当日は高齢者のこころとからだの支援に様々な立場で関わっているシンポジストからご発表いただき、これからの支援と高齢者の暮らしに資する議論が生まれると期待しております。
ご参加してくださる方は事務局までご連絡ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。